第2? ?第2次国賠訴訟 - 裁判太郎の正義を絶対にあきらめない。(裁判太郎がみた絶望の裁判所)

→ 目次へ

→ 次頁へ

? ?既判力抵触の誤判を「正しくない理論」で正当化した裁判官

【裁判官が展開した理論】

? ?共有持分を根拠とする不当利得返還請求権は、単独所有権を根拠とする不当利得返還請求権の一部を構成するから、単独所有権を根拠とする不当利得返還請求権(前訴訴訟物)が不存在であれば、共有持分を根拠とする不当利得返還請求権(後訴訴訟物)は存在しない。

※上記の理論が正しくないことは、単独所有権(に基づく請求権)不存在? ?であっても、共有持分(に基づく請求権)存在の可能性は否定できない? ?ので、明らかである。詳しくは、こちら。ーーーーーー

【第2次国賠訴訟の第一審】(7頁21行目から、原文ママ

? ?しかしながら,前訴1審事件の判決の確定により,その既判力は,Bの単独所有権を根拠とするFらに対する不当利得返還請求権の不存在との判断について生じるところ,Bの共有持分を根拠とするFらに対する不当利得返還請求権は,上記単独所有権を根拠とする不当利得返還請求権の一部を構成するから,後訴1審事件及び後訴控訴審事件において上記共有持分を根拠とする不当利得返還請求権を主張することは,前訴1審事件の確定判決の既判力に抵触するものとして許されないこととなるのであって,かかる判断を前提として,後訴控訴審事件において原告の給付請求が棄却されるべきとした担当裁判官らの判断に何ら誤りはない。ーーー

※資料編

? ?1? ?第2次国賠訴訟の判決書(熊本地裁 平成29年(ワ)213号)