話題株ピックアップ【夕刊】:ヨネックス、サンバイオ、ルネサス ( 株式 )

■ヨネックス <7906>  778円  +91 円 (+13.3%)  本日終値

 ヨネックス<7906>は急反発。8日のテニスの全米オープン女子シングルスで大坂なおみ選手が日本選手で初めて4大大会のシングルスで優勝。同選手はヨネックス社製のラケットを使っていることが話題を集めた。株価は優勝後初の取引となった10日には、「大坂なおみ」効果への期待で748円まで上昇したが、その後は利益確定売りが膨らみ680円台で取引を終えた。しかし、この日は再び買い人気が膨らみ一時前日比13.5%高の戻り高値780円まで急上昇した。市場には、息の長いテニス人気を期待する買いが流入した様子だ。

■サンバイオ <4592>  3,980円  +265 円 (+7.1%)  本日終値

 サンバイオ<4592>が大幅に3日続伸。10日取引終了後、同社が開発を進めている再生細胞薬「SB623」の普及準備に向けて、ケアネット<2150>、バイタルケーエスケー・ホールディングス<3151>、それにメディカルインキュベータジャパン(東京港区)、アステム(大分県大分市)の5社は資本業務提携すると発表。SB623は慢性期脳梗塞認知症を適応症として開発が進められているが、再生細胞薬は医療機関や流通企業などにとって取り扱いに未経験事項が多い。このため、それぞれの分野で強みを持つ5社は再生細胞薬の適正使用や普及、安定流通に向け共同研究を発足することとした。この発表を受け、この日はサンバイオが急伸しているほか、ケアネットがストップ高と急騰。バイタルKSKも一時新高値に買われた。

加賀電子 <8154>  2,220円  +114 円 (+5.4%)  本日終値

 加賀電子<8154>が急反発、上値抵抗ラインとなっていた25日移動平均線を一気に上に抜けてきた。同社は独立系の半導体商社だが、電子機器の受注生産が好調で業績を伸ばしている。10日取引終了後に電子デバイス製品の開発・販売を手掛ける富士通セミコンダクター子会社の富士通エレクトロニクスの全株式を段階的に取得し子会社化することを発表(取得価額は205億円)、これを材料視する買いが流入した。

ルネサス <6723>  754円  +32 円 (+4.4%)  本日終値

 ルネサスエレクトロニクス<6723>が5日ぶりに反発。午前10時ごろ、米半導体会社のインテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)を完全子会社化すると正式に発表しており、これを好感した買いが入った。今回の買収は、補完性が高い製品獲得によるソリューション提供力の強化や、データセンターや通信インフラ向けなどデータエコノミー関連分野における事業領域の拡大を図るのが狙い。買収金額は67億ドル(約7330億円)で、19年12月期上期中に買収を完了する予定という。株価は、1日に買収の最終交渉に入ったと報じられて以降、財務悪化懸念などから調整していたが、正式発表を機に業績への貢献など期待感が高まったようだ。

コメダホールディングス <3543>  2,284円  +81 円 (+3.7%)  本日終値

 コメダホールディングス<3543>が大幅続伸。ドイツ証券は10日、同社株の投資判断を新規「バイ」でカバレッジを開始した。目標株価は2700円としている。同社は日本最大のフルサービス型喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を主にフランチャイズ方式で展開。喫茶店の激戦地区である中京地区で培った強力なブランド力、フランチャイズチェーン(FC)方式を極めた高収益性をもとに、積極的な出店による継続的な利益成長を期待している。同証券では、19年2月期の連結営業利益は76億7600万円(会社予想75億6500万円)、20年2月期は同84億9200万円と予想している。

■オープンハウス <3288>  5,310円  +170 円 (+3.3%)  本日終値

 10日、オープンハウス <3288> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.07%にあたる60万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月11日から10月31日まで。

■クボタ <6326>  1,731.5円  +49.5 円 (+2.9%)  本日終値

 クボタ<6326>が続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2018年12月期の増配を検討する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、水道管用樹脂パイプの値上げが進みつつあり、小型建機も欧米で好調であることから、株主への利益還元を増やすという。なお、同社では中間配当を前年同期の15円から16円へ1円増配している。

キリンホールディングス <2503>  2,725円  +72.5 円 (+2.7%)  本日終値

 キリンホールディングス<2503>は6日ぶりに反発。同社は11日、同社子会社でオセアニア飲料事業を担う「ライオン飲料」について、戦略的選択肢の検討を開始したと発表した。将来に向けて事業の成長ポテンシャルを最大化するため、最適な方向性を検討する必要があり、検討範囲には同社に対する投資・保有の継続から売却まで、あらゆる選択肢が含まれるとしている。

ヤクルト本社 <2267>  8,380円  +140 円 (+1.7%)  本日終値

 ヤクルト本社<2267>が4連騰、8月末以降、5日移動平均線を絡めて急速な上値追い歩調が続いている。乳酸菌飲料が好調で国内にとどまらず、海外でも高水準の需要を捉えている。特に人口14億人を抱える巨大市場中国で伸びが顕著となっており、「中国では4〜6月期の1日当たり乳製品の販売数量が前年同期比16%増と四半期ベースの伸び率が加速している」(国内中堅証券情報部)という。こうしたなか、同社は来年3月から6月にかけ中国での生産能力を大幅増強に動く構えにあり、来期以降の業績の伸びに期待がかかる状況にある。

ソニー <6758>  6,335円  +90 円 (+1.4%)  本日終値

 ソニー<6758>が続伸。10日に同社初となるESG(環境・社会・ガバナンス)説明会が開催された様子だ。この説明会に関してSMBC日興証券では、「持続的な社会価値創出にも攻めの姿勢」を高評価。また2040年をメドに再生可能エネルギー導入率100%を目指すことも明らかにされ、ソニーのESG関連の取り組みが前向きに受け止められた。同証券では、投資評価の「1」と目標株価9000円を継続している。

東京エレクトロン <8035>  17,095円  +195 円 (+1.2%)  本日終値

 東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>がいずれも5日ぶり反発となったほか、SCREENホールディングス<7735>は7日ぶり反発となるなど、ここ下値模索を続けていた半導体関連株が買い戻される展開となった。米中貿易摩擦の激化で半導体関連セクターの収益への影響が懸念され、米国株市場ではインテルやアップル、アプライドマテリアルズなどの下げが続いている。しかし、目先はクアルコムやアドバンスト・マイクロ・デバイスなどが上昇するなど、半導体関連の一角には買いが入り始め、同銘柄群で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)指数は4日ぶりに反発。東京市場でも、半導体関連株は需給思惑先行で売られ過ぎた部分もあり、空売り筋のショートカバーや値ごろ感に着目した押し目買いなどが優勢となった。

■トリケミカル研究所 <4369>  4,055円  +35 円 (+0.9%)  本日終値

 トリケミカル研究所<4369>が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券は10日、同社株の投資判断「A」と目標株価5650円を継続した。同社は半導体製造に使われるエッチングガスや高純度材料を販売。第2四半期(2〜7月)累計の連結営業利益は10億4200万円と会社計画(8億9000万円)を上回って着地。19年1月通期の同利益は19億1000万円で据え置かれたが、同証券では21億円への増額修正を予想。20年1月期は27億4000万円への増益を見込んでいる。

■大氣社 <1979>  3,590円  +30 円 (+0.8%)  本日終値

 大気社<1979>が続伸。SMBC日興証券が10日付で、投資評価「2」を継続し、目標株価を3260円から3700円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、国内産業空調受注が好調な一方で、塗装システム受注が後ずれしていることや、短工期で採算の良い国内産業空調が増加していること、さらに米国の塗装システム事業の不採算案件の影響が一巡したことなどを考慮し、業績予想を見直し。19年3月期の営業利益予想を125億円から135億円へ、20年3月期度を同135億円から145億円へ、21年3月期を同130億円から140億円へ上方修正している。

シノケングループ <8909>  1,222円  -91 円 (-6.9%)  本日終値

 シノケングループ<8909>やプロパティエージェント<3464>、グローバル・リンク・マネジメント<3486>など不動産投資関連株の下落が継続。TATERU<1435>がストップ安と下げ止まらず、この日で7日続落となり年初来安値を更新した。これを受け、不動産投資関連株への連想売りが続いている。TATERUの不正発覚で個人によるアパートなど不動産投資にブレーキがかかることを懸念する売りが膨らだ様子だ。

■ヤフー <4689>  363円  -8 円 (-2.2%)  本日終値

 ヤフー<4689>が反落。主要株主の米アルタバ社(ニューヨーク州)が現地時間10日、保有しているヤフー株すべてを売却すると発表したことで需給悪化を懸念した売りが出たようだ。アルタバは8月31日時点でヤフー株13億6353万1700株(議決権割合26.82%)を保有する第2位の株主。株式の譲渡は米国時間14日に行われる予定としている。

■LIXILグループ <5938>  2,049円  -45 円 (-2.2%)  本日終値

 LIXILグループ<5938>が反落。SMBC日興証券が10日付で、投資評価「2」を継続し、目標株価を2600円から2200円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、国内外の収益性改善施策の遅れにより、国内外の水回り製品(LWT)と国内の住宅建材事業(LHT)の見通しを減額しており、19年3月期の営業利益予想を840億円から700億円へ、20年3月期を同960億円から820億円へ、21年3月期を同970億円から830億円へ下方修正している。

スタジオアリス <2305>  2,238円  -44 円 (-1.9%)  本日終値

 スタジオアリス<2305>は7日続落。10日の取引終了後に発表した月次売上高(単体)が前年同月比2.3%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。撮影件数(客数)が全店ベースで同1.5%増となったものの、買い上げ単価が同3.9%減となったことが響いた。なお、8月は2店舗を出店した一方、1店舗を退店した。

フライングガーデン <3317>  2,026円  +400 円 (+24.6%) ストップ高   本日終値

 ハンバーグレストランを展開するフライングガーデン <3317> [JQ]がストップ高。10日大引け後に株主優待制度を新設すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて2000円〜1万2000円の株主優待券または自社商品を贈呈する。なお、自社商品の内容は検討中とし、決定次第通知するという。19年3月末時点の対象株主から優待制度を開始する。

■ライクキッズネクスト <6065>  1,434円  +264 円 (+22.6%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

 ライクキッズネクスト <6065> が急騰。10日大引け後に発表した19年4月期第1四半期(5-7月)の連結営業利益が前年同期比81.5%増の5.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。前期に開設した認可保育園や学童クラブなどの上積みに加え、前期に発生した認可保育園の開設費用がなくなったことで、公的保育事業の収益が急拡大したことが寄与。第1四半期実績だけで、通期計画3.3億円をすでに74.4%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

ヘリオスTH <6927>  870円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

 ヘリオス テクノ ホールディング<6927>はストップ高。同社は午後零時45分、連結子会社であるフェニックス電機が、近紫外から近赤外光の広帯域の波長を有する従来にないLED発光素子を世界で初めて開発したと発表した。 近紫外から近赤外にわたる極めて広い波長の光を発し、かつ発光波長や強度が安定な新しい光源の実現はこれまで強く切望されていたもので、今後、医療・分析・科学計測から民生機器などの極めて広範な産業分野で、従来のハロゲンランプなどを代替する新しいメンテナンスフリーな小型・ 省エネ光源として普及していくことが期待される。

■ケアネット <2150>  961円  +150 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

 ケアネット<2150>がストップ高。同社は10日の取引終了後、サンバイオ<4592>と再生細胞薬「SB623」の普及準備に向け資本業務提携をすることを発表したことが好感された。サンバイオは、ケアネットの107万6400株(発行済み株式数の9.74%)の株式を保有し第2位の大株主となる。一方、ケアネットはサンバイオの株式6万株(発行済株式数の0.12%)を取得する。SB623は慢性期脳梗塞認知症を適応症として開発が進められているが、再生細胞薬は医療機関や流通企業などにとって取り扱いに未経験事項が多い。今回の資本業務提携を通じて同社は再生細胞薬の適正使用・普及に向けた研究などを行うとみられる。

■テラ <2191>  285円  +41 円 (+16.8%)  本日終値

 テラ<2191>が急伸。10日の取引終了後、台湾の上場バイオテクノロジー企業であるベクトライト・バイオメディカルと業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の提携は、台湾におけるテラのがん免疫療法の技術移転などを推進し、より多くのがん患者へがん免疫療法を届けるのを目的としており、樹状細胞ワクチン療法などのがん免疫療法に関するノウハウの実施許諾や導入・運用支援を行うという。また、これに伴い、テラは契約一時金80万ドル(約8800万円)を受領するほか、ベクトライト社がテラの技術やノウハウを用いてがん治療用免疫細胞加工を実施する際には、実施件数に応じたロイヤルティーを受け取るとしている。

■モブキャスト <3664>  831円  +104 円 (+14.3%)  本日終値

 モブキャストホールディングス<3664>が後場急伸。同社はきょう、子会社のモブキャストゲームスが中国Capstone社と共同開発した新作サッカーゲーム「全民冠軍足球 ULTIMATE FOOTBALL CLUB」を、あす12日から中国でオープンベータテストを実施すると発表。これが材料視されたようだ。運営と配信は、中国の大手ネットサービスのテンセントゲームスが担当する。また、12日のベータ版の一般配信に先駆け、きょうから一部ユーザーに向けて先行配信を開始。今回のベータ版のプレーデータは、正式サービス開始後も引き継がれるとしている。

テリロジー <3356>  1,357円  +131 円 (+10.7%)  本日終値

 テリロジー<3356>が3日続伸で連日の年初来高値更新、12年ぶりの高値圏を快走している。米中間選挙が迫るなか、トランプ米政権はサイバー攻撃を未然に防ぐための対策に注力姿勢を強めている。中国が他国への“サイバー政治介入”に向けた動きも観測されるなど、世界的にサイバーセキュリティー分野への注目度が高まっている。日本では、内閣官房が19年度の概算要求額を前年度当初予算比で20%増額する方針にある。これは2020年の東京五輪を見据えたサイバーセキュリティー強化に伴う経費が反映されたもの。官民を挙げてのサイバー攻撃対策では、セキュリティー関連製品などを輸入販売し、標的型攻撃の対策ソリューションなどで優位性を持つテリロジーの活躍余地が大きい。株主構成の動向にも注目が集まっていたが、直近はゴールドマン・サックスモルガン・スタンレーなど大手外資系証券が大株主として浮上している。

■三櫻工業 <6584>  710円  +58 円 (+8.9%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

 三桜工業<6584>が一時ストップ高。一部報道で、全固体電池を手掛ける米ソリッド・パワー(コロラド州)に、米ボルタ・エナジー・テクノロジーズや韓国ヒュンダイクレイドル、サムスンベンチャー投資などと並んで出資したと報じられており、これを好材料視した買いが入った。今回、ソリッド社が行った資金調達は生産拡大を図るためのもの。新設備は18年末までに建設が完了して導入し、19年に本格稼働する予定で、これにより固体電池セルを自動車産業、航空宇宙産業、防衛産業を含む複数の市場に供給する準備が整うことになるとしている。

■チャームケア <6062>  1,784円  +96 円 (+5.7%)  本日終値

 チャーム・ケア・コーポレーション <6062> [東証2]が5連騰し、連日で上場来高値を更新した。同社は関西を中心に有料ホームを運営するが、首都圏を中心に高価格帯ホームの新規開設を積極化し、“量から質”への転換を進めている。また、富裕な高齢者マーケットを対象とする不動産事業に進出し、新たな収益源に育てる構えをみせる。株価は足もとの好業績と成長期待から青空圏を走る展開が続いている。直近3ヵ月の18年4-6月期(第4四半期)は新規開設した老人ホームの入居が順調に進んだうえ、既存施設で高水準の入居率を維持し、経常利益は前年同期比71.3%増の4.8億円と四半期ベースの最高益を達成した。あわせて発表した19年6月期の同利益は前期比30.8%増の13億円と3期連続の最高益更新を見込む。首都圏での展開加速と不動産事業への参入を背景に、売上高500億円(前期実績は135億円)を中長期的な目標に掲げている。

住江織物 <3501>  2,959円  +153 円 (+5.5%)  本日終値

 10日、住江織物 <3501> が発行済み株式数(自社株を除く)の6.6%にあたる50万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月11日から11月9日まで。

ストップ高銘柄

 地域新聞社 <2164>  1,358円  +300 円 (+28.4%) ストップ高   本日終値

 など、4銘柄

●ストップ安銘柄

 など、1銘柄

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:9月11日(火)17時15分